招きシーサーペア　　作　名波　均

シーサーは、５００年前から愛されてきた沖縄の守り神です。

古代オリエント時代のスフィンクスなどの獅子像（獅子文化）が、
シルクロードを伝わり中国へ、そして沖縄に獅子文化が伝来
してきました。


中国から直接日本へきた獅子は唐獅子へ、朝鮮半島を経由
した獅子は狛犬となりました。


５００年まえのシーサーは、一体や群像だったりと様々な形
でしたが、

今日まで多くの思想や沖縄独特の信仰心や魔除けなどの文化
を取り入れ二対で門柱や玄関、屋根などに設置するようになり
ました。


沖縄ではかならずといっていいほど、各家にシーサーが
置いてあります。


世界各地に獅子像（ライオンの形に似た置物）がありますが、
ここまで地域に根ざした獅子像は、沖縄にしかありません。

自然を崇拝し、また畏敬の念をいだく沖縄独特の信仰と文化が
世界でも類をみない守り神を生み出したのではないので
しょうか。